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シャープ、クラウドサービスなどを活かした高齢者支援の実証実験を開始

2016年12月05日

島根県津和野町で高齢者の健康的な生活をサポート
島根県鹿足郡津和野町とシャープ株式会社は、共同で高齢者の見守りや買い物、健康的な食生活のサポートなど、生活全般の支援を行う実証実験を、この12月から開始すると発表した。津和野町在住の高齢者(65歳以上)で単身生活を送っている世帯、または夫婦を中心とした世帯の50世帯を対象に、2016年12月6日~2017年2月28日の期間で実施する。

近年、各地の地方で限界集落対策や急速に進む過疎・高齢化に対応した高齢住民への生活福祉政策の充実化が求められている。津和野町も町内における65歳以上の人口比率が45.7%と、総務省統計局の「人口推計」で報告された全国平均の27.1%を大きく上回っており、高齢者の自立した生活をサポートするまちづくりが喫緊の課題になっているという。

そこで今回、シャープとともに同社の商品やソリューションを活用した実証実験を行うことを決定、将来の高齢者支援サービス構築と、家族や地域で無理なく高齢者を支えていける仕組みづくりを目指すこととした。

見守りだけでなく日々の買い物や食事も支援
実証実験では、対象世帯に3つのサービスを提供する。1つ目は、見守りサービスで、実験参加世帯のテレビ使用状況をクラウドでモニタリング、その日初めてテレビの電源を入れたタイミングや24時間全く操作がない場合などに、あらかじめ登録された親族のメールアドレスへ、その状況を知らせる電子メールを送付する。日々自然に用いるテレビ端末を活かした見守りサービスだ。

2つ目は買い物支援サービスで、テレビ画面にオペレーターを表示させ、食材などの注文を受け付ける。電話やFAX、電子メールでの発注も可能で、注文した商品は、宅配便により各世帯へ翌日届けられる。システム構築には、シャープのクラウド型Web会議システム「TeleOffice」を応用する。

「TeleOffice」は、映像や音声はもちろん、各種資料などを作業現場や会議室など、場所を問わずリアルタイムに共有することができるクラウド型のサービス。タブレットやスマートフォンとの連携も可能で、あらゆる業種・ビジネスシーンの円滑なコミュニケーションをサポートしている。シンプルなアイコンと簡単な操作、見やすく美しく、拡大縮小表示にも対応する独自の資料共有システムなどを特徴としている。

3つ目は食生活面のサポートで、シャープの手軽に使える電気無水鍋「ヘルシオ ホットクック」を高齢者世帯や公民館へ配布、設置して実施する。

「ヘルシオホットクック」は、下ごしらえをした食材と調味料を入れさえすれば、水を使わず、食材に含まれる水分を利用して自動調理を実行する調理家電製品。火を使うこともなく、かきまぜや火加減まで自動でコントロールし、まさに放っておくだけで美味しく調理を完了させてくれる。じっくりコトコト熱を通すため、美味しさが凝縮するほか、各種ビタミンなど食材に含まれる栄養素もより多く残して調理できる特性がある。

今回の実験では、さらに簡単に栄養バランスの良い調理と食事が行えるよう、地元事業者が専用の食材パックを開発・提供し、サポートしていくという。

サービスに必要な機器類は津和野町から貸与するかたちで、各世帯に設置する。実験実施期間中は、参加世帯の家族などとも連携し、毎日の生活支援を行っていく方針だ。


▼外部リンク

島根県鹿足郡津和野町/シャープ株式会社 ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/161201-a.html

「TeleOffice」
https://www.ideep.com/

「ヘルシオホットクック」
http://www.sharp.co.jp/hotcook/index.html

島根県鹿足郡津和野町 公式サイト
http://www.town.tsuwano.lg.jp/

提供元: ネットベンチャーニュース