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パルコ、ブロックチェーン技術を活かした宅配ボックス実証実験を開始

2017年06月01日

「カエルパルコ」の利便性拡大と社会問題解決を目指す
株式会社パルコは5月29日、株式会社セゾン情報システムズと共同で、ブロックチェーン技術を活かした、宅配ボックスとパルコのWeb通販サービス「カエルパルコ」とを連携する新サービスの実用化を目指した実証実験を開始すると発表した。実施期間は5月30日~6月9日となっている。

この実証実験は、オンラインで購入した商品を、いつでも好きなタイミングで、安心・安全・スムーズに受け取れるユーザーの利便性拡大と、近年社会問題化している配送業者の過重負担・再配達問題の解消を実現する、新たなスキームの構築を目指して実施するもの。2社では今後段階的に実証実験を進めていくことを予定しており、今回はその第1段階になる。

実証実験では、まず宅配ボックスをセゾン情報システムズのオフィス内に設置する。そしてスタッフが「カエルパルコ」に商品を発注し、宅配ロッカーへの配送を指定することで、ECサイト上での購入商品が、店舗でも自宅でもない場所にある宅配ボックスで、本人認証を経て間違いなく受け取れるか確認する。

本人だけが受け取れる宅配ボックスで便利な“24時間パルコ”へ
実験で用いるシステムでは、セゾン情報システムズが昨年12月に開発・発表したブロックチェーンとIoT技術の応用による「本人のみ受取り可能な宅配ボックス」の仕組みがポイントとなっている。

宅配ボックスへ配送業者が荷物を納入する際、ブロックチェーン上に納入記録と施錠要求がなされる。発注し荷物を受け取るユーザーは、手持ちのスマートフォンからブロックチェーン上に解錠を要求、本人認証に成功すると宅配ボックスが解錠され、荷物が受け取れるようになるほか、受領記録が残されることとなる。

このブロックチェーンと連携された宅配ボックスは、設置場所に応じ1箱から数十箱レベルまで自由にサイズ選択が可能で、多くの配送業者や小売業者が共同利用するシェアリング型宅配ボックスとしても、確実に荷物の納入や受領を記録、受け取る側にとっても不便さを感じにくく、やりとりを行う両者にとって安全・安心で利便性の高いシステムになると見込まれている。

今回の実証実験では、システムの稼働実証と検証に必要なデータ収集が目的となっているため、宅配ボックスをセゾン情報システムズのオフィスビル内という内部に設置して実施することとなっているが、今秋の9月頃にはさらに段階を進め、池袋近辺の一般施設へ宅配ボックスを設置、その施設の利用者らが池袋パルコの「カエルパルコ」で購入した商品を施設内において受け取れることを検証する実験を行う予定としている。

「カエルパルコ」は、パルコが2014年5月にリリースしたサービスサイト。出店テナントショップの店頭在庫を反映させ、オンライン上のショップブログから、ユーザーが気に入った商品を購入したり、取り置き予約を行ったりすることができるようにしている。

しかし、社会全体における配送量の急増を受けた配送サービス問題が、この「カエルパルコ」サービスにおいても利便性向上との両立という観点から課題となってきたため、この新たな配送スキームの構築を目指すに至っている。

パルコとセゾン情報システムズでは、この仕組みを実用化することで、再配達問題を回避しつつ、商品の受取方法を多様化、パルコの推進する「24時間パルコ」体制を強化していく方針とした。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社パルコ/株式会社セゾン情報システムズ プレスリリース
http://www.parco.co.jp/pdf/jp/cname_20170529101911.pdf

提供元: ネットベンチャーニュース