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東芝、声を収集・蓄積・提供するPF「コエステーション」を開発

2017年07月21日

広く声主から「コエ」を収集、音声合成技術で活用へ
東芝デジタルソリューションズ株式会社は20日、同社のクラウドAIサービス「RECAIUS」の音声合成技術を活かした“声”の収集・蓄積・提供プラットフォーム「コエステーション」(β版)を開発したことを発表した。今年中の事業化を目指し、株式会社クリーク・アンド・リバー社とのあいだで、戦略的協業関係を構築することに合意、契約を締結したことも明らかにしている。

「コエステーション」は、声優やタレントなどプロの声主だけでなく、広く一般ユーザーからも声の音声データを提供してもらい、ゲーム制作会社など、録音では対応しきれない新たな商品やサービスにおけるデータの活用促進を図っていくプラットフォーム。

声優やタレントにはスタジオで声を登録してもらうが、一般ユーザーにはスマートフォン向けの専用アプリを介し、自分の声の分身である「コエ」を生成、登録してもらう仕組みとする。指定の文章を読み上げると、そのユーザーの声について特徴を学習し、「コエ」データを作成するという。

ゲーム制作会社などのプロユーザーは、一般ユーザーがSNSやソーシャルゲームを楽しむ際、その本人の「コエ」で任意のテキストを発話させることを可能にするなどといったことができるようになる。

また従来、登録されている声優やタレントの声など、限られた選択肢しか存在しなかった音声について、バリエーションを大幅に増やすことが可能となり、音声コミュニケーションを多様なかたちで拡張・展開できるようになると考えられている。

豊かな音声文化を支える専門プラットフォームに
ビジネス面での仕組みづくりも積極的に進められており、プロの声主による「コエ」データから、ゲームのキャラクターにプレーヤーの名前を呼ばせるようにするなど、APIや組込ミドルウェアで多様な「コエ」を商品やサービスに活用してもらうことを想定している。

お気に入りのアイドルの「コエ」によるモーニングコールで毎朝起こしてもらったり、膨大な「コエ」からニーズに合ったものを見つけ音声合成エディタで新たなコンテンツを制作してもらったりと、多彩なニーズに対応できるプラットフォームともしていく予定だ。

さらに一般ユーザーがホームビデオやプレゼン資料に「コエ」でナレーションをつけたり、病気や怪我で声を失った人が登録したかつての「コエ」で会話をしたりといった用途での活用も期待される。

なお、サービスの市場投入にあたっては、声主の権利保護を十分に図り、適切に利用されるための仕組みづくりや高度な犯罪対策を施していくことが不可欠として、著作権およびコンテンツの管理・流通に強みをもつクリーク・アンド・リバー社と共同で、事業化に向けた課題に対応していくとした。

東芝デジタルソリューションズでは今後、テキストから音声コミュニケーションへのパラダイムシフトが進行すると予測される中、「コエステーション」が多様な音声文化を支える基盤となるよう努めていくとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝デジタルソリューションズ株式会社 プレスリリース
http://www.toshiba-sol.co.jp/news/detail/20170720.htm

提供元: ネットベンチャーニュース